こなたび〜世界一周準備篇〜

札幌在住30歳。2018年春から世界一周へ行ってきます!準備中の様子や日々のアレコレ。

彦根城〜手中におさめるシリーズ〜

お待たせしました。

手中におさめるシリーズ第4弾!

 

今回は彦根城。シリーズ始まって以来、初の現存天守のお城!現存天守というのは、江戸時代以前から同じ状態で天守閣が残ってるお城のことです。コレが実は12城しかない!彦根城はなんと今年で築城410年。修復とかは当然してるけど、ほぼ建てられた当時のまま!すごい!しかも彦根城は国宝!国宝になってる天守は5つしかないんだよ。

 

 

もう、向かうまでもずっとテンション上がりっぱなし。

電車でぼーっとしてたら乗り過ごしたり

キャッシュカード忘れて現金なくてあわや入場できないところだったり

いきなり雨がふってきたり

トラブルにも見舞われましたが、無事に行ってきました!

 

彦根城は井伊家のお城。井伊直政が築城を計画した。

井伊家ってたくさんいるけど、この井伊直政さんは幼い頃から色々あって命を狙われたり、色々不遇の人生だったみたい。(色々の部分は頑張って調べてください)桜田門外の変でやられた井伊直弼のご先祖です。

彼の人生の転機は1575年。鷹狩に出掛けてごきげんで帰ってきた家康に出会って士官したとか。そこからもう死にものぐるいで奮闘して、ついには徳川四天王と呼ばれるまでになった!めちゃくちゃ強かったんだよ。

 

井伊直政彦根城の築城を計画してた理由なんだけど、実は彦根にはもともと石田三成の「佐和山城」があったんだよね。でも石田三成って超超超きらわれてて。すでに関ヶ原の戦いで敗れ処刑されているとはいえ、そんな奴の城誰が住むかよ!ってことで新しい城を建てることにしたとか。

 

でも井伊直政さん、1600年の関ヶ原の戦いで受けた鉄砲傷が元で破傷風になっちゃった。そのまま1602年に42歳で死亡。直政の長男、井伊直継(のちの直勝)が引き継いで1603年から築城開始。1606年に天守が完成して居住を移す。でもね、この天守が実はあんまりうまく工事が進まなかったんだって。

 

琵琶湖の対岸に大津城があったんだけど、その天守を移して形を直して建てたのが彦根城。平坦で広い土地から山頂の平地が少ないところに建てたからもう大変。てんやわんや。何度やってもうまくいかない。設計図に問題があるわけでもない。ちゃんと場所にあわせて城もちっちゃくしてる。でもうまくいかなくて。

 

現場責任者は(親方みたいなひとなのかな?)頭をかかえて、直継にある提案をする。それは「人柱」。人柱っていうのは橋とかお城を造るとき、水害とか敵襲で壊されないように神様に祈願するため、生きたまま近くに埋める…要は生贄みたいなやつ。昔は城を建てるときにも結構あったみたい。

 

でも直継さんはYESとは言わない。城を建てるためにひとの命を無駄にするなんてダメだと。このまま工事が進まなくていいのかと言う親方に対しても、「じゃあ人柱を立てればスムーズに工事が進む保証があるのか?」と言って黙らせるよね。※直継さんは病弱でやさしいひとだったらしいです

 

そうこうしてるうちに、なんとひとりの娘さんが「わたしを人柱に」と名乗り出る。結局その娘が人柱として埋められて、天守も無事に完成。

ところが!実は直継はこっそりこの娘が入った箱を、ただの空き箱を入れ替えていたらしい。救い出して、後日ちゃんとご両親とも会わせてあげたんだって。実話かどうかは怪しいけど、いい話だよね。本当であってほしいなあ。

 

 

1614年の大阪夏の陣から工事が中断したりもしたけど、全体の工事は1622年に終了!関ヶ原の戦いが終わった後に築城が始まったとはいえ、まだまだ戦乱の世の中は続いてた。だから彦根城はかなり実戦に備えたつくりになってる。入り口から天守に直接入れなかったり。階段が60度とかなりの急勾配だったり。実際に行って、「わたしだったらこっちから攻め込む!」なんて戦略を語り合うのもたのしそうだね!ね!

 

 

ほんとは明治の廃城令で取り壊される予定で、足場まで組まれてたんだって!それを大隈重信が(諸説あり)明治天皇に、保存するよう進言したらしい。保存するって決めてくれてありがとう明治天皇。410年後にも彦根城を見られるしあわせ。明治天皇のおかげだよみんな!

 

 

そんな彦根城天守がこちら。

 

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かっこいいーーー!

高さは15.5メートルとちいさめ。同じ現存天守で国宝の姫路城が31.5メートルだもんなあ。

 

城のふもとにはひこにゃんのパネルが。

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…ん?パネル?

 

そうです。ひこにゃんは着ぐるみ界カーストの中でもかなりの上位。そう簡単にツーショットなんて撮らせてくれません。ひこにゃんに会える時間は決まっています。

どうしても会いたかったので、ちゃんと会える時間まで待機。

すると!!

 

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ひこにゃーん!

 

って、結局ツーショットは撮れない!

ひこにゃんとの距離感はこんな感じ。

 

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つい、手中におさめました。

やったー、ひこにゃん制覇!

 

、、、

 

 

ひこにゃんをおさめてる場合じゃない!(指先に乗ってるだけというクレームは受け付けません)

わたしは彦根城をおさめに行ったんだから!

 

 

さっきも書いた60度の急勾配の階段に全ての体力を持って行かれ、しかも城から出たら突然の雨。笑顔をつくろうとしても疲れが先に顔に出る…

そんなコンディションではありますが。

 

おさめてきました彦根城!!!

 

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てーーーーーーーーーーーん!!!!

 

ちなみに、城をおさめるにはコツがあります。

自分の手をぐっと前に出して、手のひらをみえないようにして、石垣ごとすくうようにして持つのです。

手をあんまり下げすぎるとこうなっちゃうぞ!

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はい、おさまってません。

先日も登場した、アラタマミのアラタさんです。

ちなみにこれは松本城松本城現存天守でなおかつ国宝となっております。

みなさんもアラタさんのように城がはみ出ないように気をつけて、いい手中ライフを送ってくださいね!

 

 

最後に、ひこにゃんはツーショット無理でしたが、なんか道のところにポツンといたこの子とは写真撮れました。

 

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ひこどん。

もう彼は撮り放題でした。みなさんもぜひ写真撮ってあげてね。

 

 

歴史の記述に関しては、諸説あるので、ホンマでっかな気持ちで読んでくださいね!

 

顔、疲れすぎだろ…ってひとも

城のときこんなテンションだっけ…?って思ったひとも

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 城ブログが1番書くの面倒なんだけど1番たのしい。