ミラノへ行ってみたい理由
ムッソリーニが処刑されたときの写真って、見たことありますか?
今からたった72年前に処刑されたムッソリーニ。写真もかなり鮮明に写っているし、動画も残されてる。第二次世界大戦について色々調べた時に、たくさん見た。正直、かなりグロい。顔も原型とどめてないし、あんまり見る事はおすすめしない。
ムッソリーニが何をしたのか、どうして処刑されたのか、あんまり知らないひともたくさんいると思う。わたしだってそんなに詳しく無いし。
ムッソリーニはイタリアの政治家で、ファシスト党を結成した。ファシズムっていうのは、独裁政治で軍事力を強化して、外国をどんどん侵略してやろーぜって考え方。ムッソリーニの名言として残ってるのは、「血のみが歴史を前進させる。」
かなり好戦的で、喧嘩っ早かったらしい。
若い頃からスポーツができて、女性には人気があったみたいだけど。
結婚もして子どももいたけど、愛人も何人かいた。
わたしは知らなかったんだけど、教職も経験してる。独裁者でやべー奴!っていうイメージだったから、これは意外だなって思った!
ムッソリーニは演説がめちゃくちゃ上手だったらしい。国内の人気もものすごくて、第一次世界大戦後で圧倒的なリーダーが求められてたからあっという間に(かどうかは知らないけど)独裁者になった。
第二次世界大戦は、最初は中立の立場を取ってたんだけど、ドイツが優位に立ってるってわかってから参戦したんだって。でもイタリア軍は各地で負けてった。(イタリア軍って、世界最弱って言われてたんだって!)そうすると、国内でムッソリーニの人気は下がって、反発するひとが増えてった。
ヒトラーとは、最初仲悪かったらしいよ。途中から、ヒトラーぱいせんすげえ!ってなって追従するようになっちゃった。ここで決別してたらまた歴史は違ったのかなあ。
ムッソリーニはもちろんすきじゃないけど、銃殺されて、あんなぼこぼこになって広場で逆さに吊るされるなんて辱めを受けなきゃいけないくらい悪人だったのかな。
わたしはナチスドイツのユダヤ人迫害の話を学校で習って、小学生のときに図書館でアウシュビッツの写真集を見たときものすごい衝撃的で。こんなことが何十年か前に実際に起こってたんだって、すごく悲しくなった。
ヒトラーは徹底的にユダヤ人を迫害してたけど、ムッソリーニはそうじゃなかったらしい。ドイツになんやかんや言われても適当にやって、むしろ国内のユダヤ人を保護してたとか。だから許されるってわけではないけど。
めちゃくちゃ綺麗事言わせてもらうと、戦争はいやだ。
この間、ともだちと話していて、「戦争はなくなると思う?」と聞かれた。わたしはなくなればいいと思っているけど、どうすればなくなるのかわからない。即答できなくて、「むずかしいと思う。逆に、なくなると思う?」って聞いてみた。返ってきたこたえはあえて書かないけど、この質問に対するこたえってきっとみんなそれぞれちがうよね。みんなに聞いてみたいな。
ムッソリーニが処刑されたとき、一緒に処刑された女性がいた。愛人のクラレッタ。ミラノのロレート広場でムッソリーニと一緒に逆さに吊るされたとき、クラレッタのスカートがめくれて。下着が見えちゃったらしい。
群衆は大喜びで、いいぞもっとやれ!ってかんじだったんだけど、そこでひとりの男性が自分のベルトでスカートを縛って、めくれないようにしてあげたんだって。
これは、伊坂幸太郎さんの小説、「魔王」で読んで知った。そこから興味持って調べて、実際にスカートがベルトで止めてあるような写真も見つけた。実話なんだって。男性は、神父さんらしい。
時代とかまわりのムードに流されないで、自分の意見をちゃんと言えるような、自分の正義を曲げないような生き方をしてるひとはかっこいい。
魔王はめちゃくちゃすき。
伊坂さんの小説なら、一番すきなのは「砂漠」。
ムッソリーニの名言で、「羊として100年生きるくらいなら、ライオンとして1日生きる方がいい」っていうのがある。なんて肉食系なんだ。言ってることはわからないでもないけど、彼60過ぎまで生きてるからね、60年生きるライオンはさすがに迷惑だよ。
今は普通の道っぽいんだけど、ミラノのロレート広場は行ってみたい。
名もない神父が自分の正義を貫いた場所。
何もなくても、そんなストーリーを感じる場所にたくさん行きたいですっていう、そんな投稿でした。
変換ミスで、最初ムッソリーニの名言が
「乳飲みが歴史を全身させる」になっちゃてて吹き出しました。
真面目に書いたんだよ今日は!
最後まで真面目に書いてよ!ってひとも
せっかくミラノ行くなら大聖堂とかも見てね!ってひとも
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行ってみたい国、メモ代わりに
書いていこうっと。